ルーツの奄美大島と島豚、そして北海道へのつながり

 奄夢豚のルーツは、鹿児島県奄美大島にあります。奄美大島には、現在「島豚」と呼ばれる黒い毛の豚が在来種として存在します。その豚の歴史は深く、数百年前に中国、沖縄から奄美に入ったとされているが一度消滅しています。明治時代に新たな品種をヨーロッパより入れ、現在の島豚になったとされています。その島豚を、江別市にある「酪農学園大学」にて、畜産学の研究のためにある教授が奄美大島より持ち帰ったのが、奄夢豚のスタートのきっかけでした。しかし、当初は原種にこだわり、そのままの純血にて飼育を開始ししましたが、北海道と奄美大島の環境の差は大きく、うまく行きませんでした。そこで、わりと寒さに強く系統が近い「バークシャー種(黒豚)」を交雑させたところうまく行き、奄美大島の島豚に近い味と飼育を完成させ世に出すことになりました。その後、味や、飼育の効率を考え、他の品種も交雑させ現在の奄夢豚になっています。

アースドリーム(トンデンファーム社)

奄夢豚の名前の由来は、株式会社アイマトンが販売を開始する際に、豚の物語を大切にするとの思いで名付けられました。名前の由来は、奄美大島からの贈り物に感謝し、奄美の名=「奄」を、そして、酪農学園大学から飼育を引き継だトンデンファームの牧場名「アースドリーム」から「夢」をいただき命名しました。

 

飼育方法でさらにストレスフリーの環境へ

奄夢豚は、やわらかなバイオベッドで飼育されます。これは酪農大学飼育の時代からのこだわりであり、豚の習性を前提にしたベストな飼育方法でした。つまり、ほったり、遊んだりが大好きであり、それがストレスを和らげると言うことです。しかし、それを行わせるには、排出した糞尿を分解させる循環環境が必要です。つまり「バイオ=微生物」の力を借りなければなりません。奄夢豚は、おがくずを使用し、微生物を繁殖させることによりこの問題を解決しました。豚本来の行動そのままで飼育が可能となり、豚は狭く詰った豚舎飼育から開放され、ストレスフリーの豚として育ちます。

 

奄夢豚

品種

 島豚×バークシャー(一部デュロック種)

飼育期間

 180日~200日 

産地

 北海道江別市

 

 

最大の特徴として、脂身の口溶けがよく、他の品種とは一線を画します。また、肉質も柔らかく、黒豚が持つ特徴でもある赤身内に脂肪交雑します。光沢があり、味もかなり深いです。